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映画の簡単なあらすじとレビュー 

ヒストリーオブバイオレンス 解説!?&レビュー

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皆さんこんにちは!今回はデヴィッド・クローネンバーグ監督の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」について感想&レビューをしていきたいと思います。

 

今回当たりでした(・∀・)

隠れた名作?!を見つけた気分でニヤニヤです。

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どんな映画??

田舎町で平和にカフェを営む家族と平和に暮らすトム。しかしある日店に入った強盗を見事に退治し、テレビで取り上げられ一躍街のヒーローになる。だがその事件の後不審な男たちがトムの周りをうろつき始める。トムの本当の正体とは、、、、

 

  

 

(以下、ネタバレあり)

 

 

 

 

 

 

トムはいったい何者???
前半と後半で違う映画を見ているようでした。前半はよくある田舎の幸せな家庭と生活が描かれていますが、トムが強盗を見事に退治したことから事態は急変。明らかに手慣れていてめちゃくちゃ強いのなんの(笑)その事件の後から片目のつぶれた男(フォガティー)とその手下たちがあたりをうろつき始める。

 

フォガティたちが家を訪ねてきて、息子のジャックを人質に取り一緒に来いと脅します。ジャックを家に帰すと、途端に、一人を殴り倒し一人を撃ち殺しますがフォガティに胸を打たれてしまいます。ここまでかと思ったとたんフォガティは血を流し倒れる。息子のジャックがショットガンを手にしていました。ショットガンを受け取りジャックを抱きしめますが、ショックを受けどこかに行ってしまいます。その光景を妻のエディは目撃していました。

 

実はトムは殺人犯で、本当はトムではなくジョーイという名前だった。ジョーイははその過ちを隠し生まれ変わるためにトムと名乗っていたのだった。というよりその事件(カフェでの強盗)が起きるまでは本当にトムとして生きていた。二重人格者だったのだ。ジョーイは昔フォガティの眼を有刺鉄線でぶっさし、その兄を殺していたのです。フォガティたちはその復讐に来ていたのだ。

 

その真実を知り家族はぎくしゃくしていきます。そんなとき兄のリッチーから電話が来ます。エディはジョーイがそいつらを殺したせいで後始末をしなければいけずに迷惑をこうむっていました。ジョーイはケリをつけるべくリッチーのもとへ向かいました。

 

兄は落とし前をつけるために部下を使いジョーイを殺そうとしますが、’あの頃’のジョーイは強く部下を全員殺してしまいます。ついには躊躇なく兄をも殺してしまいます。

 

 

ラストシーンとタイトルの意味とは

カタを付けた後ジョーイは家に戻ります。家庭は静まり返っていてジョーイも立ち尽くしています。ですが娘が皿とフォークを用意してくれ、ジョーイは食卓に座ります。ジョーイと妻エディは見つめあいます。優しい父であるトムなのか、それとも殺人鬼ジョーイなのか。そこで映画は終わります。

 

 

個人的には優しい父のトムであってほしいですが、たぶん殺人鬼のジョーイなのでしょう。あくまで私の考察ではありますが、この答えはタイトルにあると思います。ヒストリーオブバイオレンス。つまり歴史は繰り返すということではないでしょうか。冒頭のシーンではジョーイが退治した強盗達が店主、そして幼い子供たちまでもを殺してしまうシーンが流れます。そんな最低な奴らですがそいつらをジョーイが殺したことには変わりない。さらには実の兄まで殺してしまっています。これはジョーイという暴力的な性格をトムとして生きることで隠してはきたが本能には逆らえず暴力は途切れることなく続いていくということではないでしょうか。

 

でも個人的な願いとしては、家族は真実を知って戸惑ってはいたが普段のジョーイ(トム)の振る舞いや性格を知っているからその事実は水に流してしあわせな生活を送っていく。っていう未来を想像したいです。(笑)娘も息子の認めてくれてるっぽかったし、後は妻がどう思うか、、、

 

 

こういう含みのある、視聴者に考えさせる系のラスト スキです。(笑)人によって性格が出ますよね。なのでもし見た人がいたならぜひ感想をお聞かせ願いたいです!!

 

 

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今回はこの辺で。

では、また次の映画でお会いしましょう!!!!