現金に体を張れ (the killing ) あらすじ&レビュー
皆さんこんばんは。いつもスターをありがとうございます!とっても嬉しいです。コメントもいただければもっと嬉しいのでお待ちしております!
というわけで今夜はスタンリー・キューブリック監督の初期のころ?の作品「現金に体を張れ」を鑑賞しましたのでレビューしていきたいと思います。
その前に一つ思ったのは、邦題が意訳すぎはせんか?ということです(笑)
どんな話?
刑務所から出てきたばかりのジョニー・グレイは、競馬場の金庫から200万ドルの現金を強奪する計画を練っていた。五人の仲間とともに入念に練られて計画だったが、、、。
キューブリック感はそんなに感じられないけど、、
見る人に様々な解釈をさせるような変態監督ことキューブリック監督ですが、初期のころなのもあるのかその変態さはそんなに感じられませんでした。ですが、さすが名監督と呼ばれるだけあって映像は白黒なのにも関わらず、映像には古さは全く感じられずとても面白かったです。
この監督のすごさとかが分かりやすい映画だったと思います、というか初めてしっかりと納得できた映画でした。
話自体はよくあるというか、むしろこれがネタになっているのが多いのかはわかりませんがよくある感じのやつです。メンバーの一人のその妻がこの強盗作戦をすることを浮気相手にしゃべってしまうことで計画が狂ってしまいます。
でも終盤にかけてはすっきりしましたね。浮気されたメンバーの一人が、手柄を横取りしようとしていた妻の浮気相手を返り討ちにして、さらには妻までもを射殺してしまいます。この人が普段は温厚なのがまたギャップですよね。この人は本当に妻のことを愛していたのに、妻は金目当て。こういう人が幸せになれないっていうのがまた世の中のつらさというか。それでもうぶっ壊れてやけくそになってみんな殺してしまうと。優しい人ほど起こると怖いって言いますもんね。まぁ、妻はざまぁ見ろと思いましたけど(笑)
そしてもう何といってもラストですよね。他のメンバーが全員死んでしまい女とともに金をもって飛行機に乗ろうとするジョニーでしたが荷物が多すぎて手荷物(200万ドルが入った)では持ち込めないといわれしぶしぶ荷物を預けます。ここなんですけど係員の人にも言われたようにトイレとかでちっちゃいバックに分ければいいのにと思いました。まぁタラレバですけど。
そしてその荷物が荷物を運ぶカートに乗せられているのを見ていると、太ったおばさんの買っている犬が急に飛び出してきてそれにびっくりしたカート運転手がハンドル操作を誤り、札束が風に飛ばされて空中に舞ってしまいます。笑っちゃいました。
二人はその光景を見て逃げ出そうとしますが、警察に見つかってしまいます。女は逃げてといいますが、ジョニーは「無駄さ」といってあきらめます。シンプルすぎるラストは久しぶりでした。とはいえかっこよかったです。
今回はこんなところでしょうか。
また、次の映画でお会いしましょう!!