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映画の簡単なあらすじとレビュー 

久しぶりに号泣 パドルトン あらすじ&レビュー

皆さんこんにちは!

最近は天気が良く散歩でもしようかなとは思いつつも、もっぱらインドアなので家に引きこもっております(笑)

 

今日は久しぶりに映画で泣きました。ネットフリックスオリジナルの映画「パドルトン」を紹介していきたいと思います。

 

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どんな映画??

余命宣告を受けた中年男のマイケルは病状が悪化する前に安楽死することを決めます。それを手伝ってもらうために隣人で親友であるアンディに助けを求めます。

 

 

 

 

リアルな”死”と”友情”

また、いい映画と出会えました。今回の映画はよくありがちな余命宣告された男のお話なのですが、死ぬ前に派手なことをやるとか、奇跡が起きて生き延びるとかそんなことは起こりません。だけど、死とは何か、友情とは何か。そんなことをこの映画は教えてくれました。

 

安楽死を決めたマイケルは隣人のアンディーに助けを求めます。二人は大の仲良しで、休日はお気に入りのカンフー映画を一緒に見たり、ふたりが独自に編み出したスポーツ「パドルトン」をして遊んでいました。

 

二人は安楽死の薬をもらうために出かけるのですが二人のやり取りがとてもいい。安楽死の薬はとても値段が高いのですが、アンディーはマイケルのためを思って代金を出そうとカードを出しますが使えずに結局マイケルが払ったり、死んでほしくないからアンディーがマイケルの安楽死の薬を子供用の金庫に鍵をかけて隠したりと二人の仲の良さであったり、アンディーのマイケルの死を受け入れられていない感じとかがうまく伝わってきました。バーで大好きなカンフー映画のワンシーンを二人で演じるところ、周りは全く興味なさそうで地獄の雰囲気だったけどアンディーがすかさず入ってきてくれてにやり。

 

 

二人は家に戻り、残りの時間を過ごします。しかし、マイケルは徐々に体調が悪くなっていきます。そしてマイケルは覚悟ができたといい、ふたりで安楽死の薬を作ります。薬を作りながら二人は思い出話をします。アンディーがマイケルにあげたTシャツの答えは無かった。だってマイケルは答えを見つけると寂しがるから。お互いを知りあってるからこそですよね。

 

ついにマイケルは安楽死の薬を飲みます。発作が始まり、横で見守るアンディー。大丈夫大丈夫と繰り返すアンディー。マイケルは静かに息を引き取ります。マイケルがなこの世を去り、アンディーが一人でパドルトンをする姿はとっても悲しげでした。

 

ある日アンディーが暮らしていた部屋に子連れの母が越してきます。ここは最高の部屋だとアンディーは言います。頑固なアンディーが子供にパドルトンを今度やろうと、以外に楽しいよと。

 

マイケルがいなくなった今も、アンディーの中にマイケルはずーっと生きていて、その証拠にパドルトンだっていつだってできる。そんなメッセージをラストからくみ取りました。

 

 

いかがだったでしょうか。私自身も、植物状態になって生きるくらいなら安楽死したいと思う派ですが、やはり実際そうなるとすごい恐怖に襲われるんでしょうね。でもそんなとき心を許せる友達が一人でもいれば怖くない。そんな風に友達の最高さを教えれた映画でした。親とか親族とかも大切だけど、やっぱり最後は友達だよなぁ。

 

あまり知られていない作品ですが、ネットフリックスに加入している方はぜひ見てみてください。最高の一本だと自信をもってオススメします!

 

ではまた次の映画でお会いしましょう!!