太陽を盗んだ男 あらすじ感想レビュー
皆さんお久しぶりです。
最近は何かと忙しくレビューをできていなく、申し訳ありません。見てくれている人なんぞほとんどいないと思いますが(笑)
最近は「仁義なき戦い」シリーズをみて、菅原文太さんのカッコよさに気づきました。その菅原文太さんつながりの映画を今回はレビューしたいとおもいます。
簡単なあらすじ
日常に飽き飽きしたある理科教師が、原子爆弾をつくり国家を脅して奇想天外な要求をしていくというお話。
感想
世のなかの不条理を描く
正直最初は何が目的で原爆を作り、国家に様々な要求を求めていたのかわかりませんでしたが、終盤に連れて自分なりに理解することができました。
主人公の理科教師はつまらなく、不条理な世の中に不満があったのだと思いますねぇ。そのことがいろいろなシーンに現れています。
・原爆を作る際に「受験戦争を無くす」と候補に挙げていた
・何も悪くない猫が主人公の作った原爆のせいで死んでしまった
・屋上から降るお金に我先にと群がる人々
そんな世の中に嫌気がさしていたのでしょう。
皮肉なことに最後には自分自身にその不条理が降るかかります。追い詰められて刑事をもみ合いになり二人で屋上から飛び降りるのですが、刑事は死んでしまい主人公が生き残ってしまいます。
一緒に飛び降りたのに、ただ街のために体を張って働いた刑事が死んでしまい、テロリストともとれる主人公が生き残ってしまいます。これが世の中の不条理を大きく表しているシーンだと私は思いました。
登場人物が個性的
最初は菅原文太さんが出てるということでこの映画を見ました。やはり一番印象に残っていて、かっこいいなと感じたのは菅原文太さんでしたね。あの角刈りと目力。これぞ日本男児。
さらには沢田研二が演じる主人公もサイコパス感満載で素晴らしかったです。サイコパスなんだけど、気持ちもわかるんだよなぁ。私たちが普段生きていると感じることを代弁してくれているかのように感じました。
ラジオパーソナリティーのおねぇさんもかわいいのにサイコパスで(笑)髪の毛の本数数えるって!!怖いって!!(笑)類は友を呼ぶというのか主人公と彼女は惹かれあいます。
こんな感じで濃いメンツでした。
ラストシーンの解釈
原子爆弾の爆発音と共に映画は終了します。生き残ってしまった主人公は手に持つ原子爆弾をどうしたのか。というかあれは時限爆弾で、時間が来て爆発したのかな?
それともあの後は世の中に飼いならされてまた不条理の中生きていったのか。いや、個人的にはあの爆発音は本物で、主人公は死んでしまいどうやったってこの世の中は変えられないというメッセージなんじゃないかなぁと思いました。
もし見た方がいればご意見を聞きたいです!!
まとめ
お久しぶりのレビューになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。あまり昔の日本映画を見る機会がなかったのですが、仁義なき戦いをきっかけに 昔の日本映画もおもろいやん!って感じてきました。
余談なんですが、何で仁義なき戦いの4だけないの??1.2.3.5はあるのに!レンタルしに行けってことか、、、。まぁレンタルのみで見たい映画もあるし今度散歩がてらTSUTAYAにでも行ってみたいと思います。
それではまた次の映画でお会いしましょう!!